ごあいさつ

私は幼少の頃より、父の経営する小さな印刷会社で紙とインクの匂いに囲まれて育ちました。母も経理を担当しており、ずっと両親の苦労しながら働く姿を目の当たりにしてきたことは、私にとっても幸せだったと思います。

その頃は、まさか自分がこの会社を引き継ぐことになろうとは、思いもしませんでしたが、少なくともこの会社があるおかげで、我が家も従業員もその家族も生計を立てていたのですから、私も現専務である妹も、会社に対する想いは無意識のうちに培われていったのだと思います。

入社して以来、経理・総務を主に担当してきて、あっという間に20年以上が過ぎました。今日まで会社を存続してこれましたのは、ひとえに、協力会社様、そして従業員のおかげであると感謝しております。

父からこの重いバトンを渡された今、その責任の重さをひしひしと感じているというのが正直な気持ちです。

時代の流れとともに印刷物の需要は激減し、危機感を募らせておりますが、今一度原点に返って見つめ直すと、やっぱり私は紙とインクの匂いが好き、そして弊社のことをもっと多くのお客様に知っていただきたい、もっといろんなニーズにお答えしたい、今まで積み重ねた経験やノウハウを活かして、新たな試みにチャレンジしたい、このような想いを意識するようになりました。

初心にかえり、今後もお客様に寄り添い、従業員とともに歩みながらいろんなことに挑戦していきたい所存です。

どうぞ今後とも末永くよろしくお願いいたします。